「メンチを切る」ってどういう意味?
メンチを切るは「相手をにらみつける」という意味。
「メンチ」は「面(めん)」、つまり顔のこと。
相手の顔をじっと見て威嚇する行為を「メンチを切る」と言った。
関西では「ガンつける」「ガン飛ばす」とも言うけど、ニュアンスはほぼ同じ。
ヤンキー同士がすれ違うとき、目が合っただけで「メンチ切っとんのか?」ってなるのが昭和・平成の不良文化だった。
「メンチを切る」あるある 5選
あるある①:目が合っただけで喧嘩になる
ただ前を見て歩いてただけなのに「今メンチ切ったやろ」って絡まれる。
目が合っても駄目、逸らしても「逸らしたな?」って言われる。
どうすりゃいいんだっていう無理ゲーだった。
あるある②:メンチの切り方に流派がある
あごを少し上げて見下ろすタイプ、目を細めて睨むタイプ、無表情で凝視するタイプ。
人によってメンチの切り方にスタイルがあった。
鏡の前で練習してたやつもいたらしい。
あるある③:電車の中が一番緊張する
向かい合わせの座席で、対面にヤンキーが座ってたときの緊張感。
目をどこに置いていいか分からない。
スマホがない時代だったから、窓の外を必死に見るしかなかった。
あるある④:先生にまでメンチを切る
授業中、先生に注意されて「メンチ切ってんじゃねーよ」って逆ギレするやつがいた。
先生は普通に指導してただけなのに、目が合った=メンチ認定。
先生も大変だったと思う。
あるある⑤:大人になって「目を見て話せ」と言われて混乱
社会人になって「相手の目を見て話しましょう」って研修で言われたとき、昔の感覚がよぎる。
あの頃は目を合わせたら喧嘩だったのに、今は目を合わせないと失礼。
時代って変わるもんだなと思った。
当時の思い出と時代の空気
メンチを切る文化は、縄張り意識が強かった時代ならではのもの。
繁華街、駅前、ゲーセン。
知らないやつとすれ違うだけで緊張感があった。
『クローズ』や『ワースト』みたいな漫画でもメンチを切るシーンは定番で、あの「目が合った瞬間に空気が変わる」感じがリアルに描かれてた。
今使ったらどうなる?
飲み会で「お前今メンチ切ったな?」って言ったら、「メンチカツの話?」って返されるのがオチ。
完全に食べ物に負けてる。
関連するヤンキー用語
- ガン飛ばし(がんとばし) … メンチとほぼ同義。関西寄りの表現。
- タイマン(たいまん) … メンチの先にあるもの。
- カチコミ(かちこみ) … メンチの集団戦バージョン。
- 喧嘩上等(けんかじょうとう) … メンチ切ってくるやつへの返答。