「族車」ってどういう意味?
族車は、暴走族が改造したバイクや車のこと。
三段シート、ロケットカウル、しぼりハンドル、爆音マフラー……ノーマル車の面影がなくなるまでカスタムするのが美学だった。
一般的には「珍走団の乗り物」ってイメージだけど、改造にかける知識と情熱はけっこうガチ。
車やバイクが好きじゃないとできない芸当だったのは間違いない。
「族車」あるある 5選
あるある①:爆音で存在を知らせてくるスタイル
族車が来ると、姿が見える前に音で分かる。
夜中に「ブォォォン!」って聞こえたら「あ、来たな」ってなるやつ。
窓から覗くまでもなく到着が分かるの、ある意味親切設計。
近所迷惑ではあったけど。
あるある②:改造費用がバイクの本体価格を超える
10万円で買ったバイクに50万円かけて改造する世界。
冷静に考えたら新車買えるんだけど、そういう問題じゃないんだよね。
改造すること自体が目的というか、もはやアート。
本人たちは「作品」だと思ってたはず。
あるある③:コール(空ぶかし)に独自のリズムがある
族車の空ぶかしって、チームごとにリズムが違うって知ってた?
「ブンブブブン、ブブン!」みたいなパターンがあって、聞く人が聞けば「あ、○○のチームだ」って分かったらしい。
音で名乗るって、サムライの名乗りに近いものを感じる。
あるある④:真冬でも走る根性
正月の初日の出暴走とか、真冬にバイクで走るのって相当寒いはずなんだけど、そこは気合いで乗り切るのがヤンキー魂。
特攻服の下にヒートテック着てたかどうかは不明。
たぶん着てなかった。
根性論の極み。
あるある⑤:引退後に純正パーツに戻すやつ
引退してバイクを売るとき、改造パーツを全部外して純正に戻すやつがいた。
あれだけ時間と金をかけた改造を元に戻すの、ちょっと切ない。
でも純正パーツをちゃんと保管してたあたり、計画性あるなって感心した。
当時の思い出と時代の空気
族車が一番走り回ってたのは昭和50年代〜平成の初め頃。
『湘南爆走族』の権田二毛作の愛車とか、漫画で見た族車に憧れたやつは多かったはず。
週末の夜になると国道沿いに爆音が響いてて、それが迷惑ではあったけど、どこか「あの時代の音」として記憶に残ってる。
今は旧車會として合法的に集まる人たちもいて、族車は形を変えて生き残ってる。
今使ったらどうなる?
令和に族車で走ったら、一瞬でスマホで動画撮られてSNSに上がる。
「族車なう」ってタグ付きで拡散されて、翌日にはまとめサイトに載ってる。
昔は音で存在をアピールしてたけど、今はネットが勝手に広めてくれる。
便利な時代になったね。
関連するヤンキー用語
- 特攻服(とっこうふく) … 族車に乗るときの正装。セットで完成。
- コール(こーる) … エンジンの空ぶかし。族車の挨拶みたいなもの。
- ロケットカウル … 族車の定番パーツ。バイクの前面につけるやつ。
- 三段シート(さんだんしーと) … 後ろに高くそびえるシート。族車のシンボル。